校正技能検定で出版物の氾濫で求められる優秀な人材になる

校正技能検定で出版物の氾濫で求められる優秀な人材になる
書店の店頭にはおびただしい数の出版物が並べられている。週刊誌だけでも何十とあり、そのほかにも月刊誌、単行本、文庫本まで合わせるとその数量は気の遠くなるほどである。それに加えて、日刊のアルバイト情報誌なるものまで戦列に加わるかまびすしさである。

このような出版物を編集するなかで欠かすことのできないのが校正という作業だ。現在のように出版物の量産体制が確立し、執筆から宣伝、販売までのいわゆる作業サイクルが短くなったのにともない、熟練の校正者の需要はひきもきらない。

原稿を書き、それを電算写植など紙面を作っていく出版のおもな過程はすべて人間の手作業による。そこには当然のこととして人為的なミスがつきものである。文章の内容まではタッチしないが、校正という作業は編集作業のなかで要の位置を占める。

編集者が校正まで行うケースも多いが、最近では短いサイクルのために編集作業の分業化が進み、校正だけを行う専属の校正者が求められている。簡単なようでも、実際は豊富な実務経験と幅広い知識が要求される職種である。

この校正という作業は現場の即戦力とならなければならないから、ミスは絶対に許されない。そして出版という大きな流れの一過程でもある校正を担当する者としては、少なくとも作業のおもな流れくらいは理解する知識が求められる。

さらに広範な知識や技術、そして適応力に秀でることが第一条件だ。それは日常の不断の経験と蓄積によって徐々につくられていく。

●資格
取得方法 出版学校日本エディタースクールが唯一行っている「校正技能審査試験」に合格する。公的な資格はない。合格者は日本校正者クラブに入会できる。

受験資格
〈3級〉4級試験合格者。原稿引き合せを基礎とし、赤字引き合せ。素読み校正を含む作業能力を審査し、もって校正業務全般について基本的技能を認定する。原稿に忠実な引き合せの作業能力を審査し、校正業務の基本的技能を認定する。

〈4級〉①日本エディタースクール昼間部の所定の課程修了者、夜間部基本コース校正教室、校正各ユニット修了者、通信教育部修了者、②各種機関で一定の実技訓練を受けた者、③審査委員会で前記各項に準ずると認めた者。

試験内容 学科では、用字用語や印刷。出版・製作についての一般的知識など。実技では、縦組み、横組みの原稿引き合せ、赤字引き合せなど。

試験日・試験地 3級は、年1回2月に東京で行われる。4級は6月と12月の年2回東京で行われる。
この記事を見た人は、一緒にこんな記事も読んでいます!


メニュー表示