マンション管理士はこれから需要がある資格なので合格への学習方法を公開

1.マンション管理業務主任者
マンション管理のプロフェッショナル・大人気で今後が期待される新資格
最初のマンションが建設されたのは昭和31年のことです。以降、高度経済成長に伴う大都市圈の人口増加に伴い、中高層のマンションの建設ラッシュが起こり、現在に至っています。

統計によると、マンションのストック戸数は400万戸弱にもなり、国民の一割はマンション居住者です。

同時に、マンション自体が共同住宅という性質を持つ以上、管理組合の運営方法などに起因するさまざまなトラブルも発生してきました。

このようなトラブルを解決し、マンション管理の適正を図ると同時に、住民の快適さを保障できるような専門家資格が必要になってきました。こうした要 請により設置された資格がマンション管理業務主任者です。

整備面で、管理業務主任者の資格やマンション法管理業者の登録制度等を定めた「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」が平成13年に施行されました。この法律により、分譲マンションの管理業を営む者は、国土交通省のマンション管理業者登録簿への登録が義務付けられました。

管理業務主任者は、管理の前提となる管理受託契約の重要事項の説明から、受託した管理業務の処理状況のチェック等及びその報告までマンション管理のマネジメント業務を担うものです。事務所ごとに国土交通省令で定める人数(30のマンション管理組合につき1名以上)の設置が義務付けられています。

マンションの管理業務主任者となるには、国土交通省の実施する「管理業務主任者試験」に合格し、管理業務主任者として登録、管理業務主任者証の交付を受ける必要があります。

☆90日で合格するための学習
マンション業務主任者の試験は、宅建試験と科目などが類似しているので、宅建試験の勉強をしたことがある人とない人では多少勉強の方法が違ってきます。

まず、基礎知識がない人は、基本テキストを用いながら勉強を進めていくという他の資格と同様の方法を採っていきます。基本テキストを最初の1ヵ月を目標に仕上げた後、次の1ヵ月は問題演習をやります。

問題演習は項目ごとに行い、選択肢ごとにどの部分が誤っているかをテキストや法令集等で確認をとっていきます。この繰り返しをすることにより力がつきます。

最後の1ヵ月は50問形式の問題演習と、今まで間違えた問題の総復習をします。ある程度基礎知識や実務経験がある人は、いきなり問題演習から入っても構いません。

自分の知らない分野については、必ずテキストに戻って復習することを忘れないでください。宅建の勉強をした人にとっては、区分所有法・宅建業法・民法などはいきなり問題から入っても大丈夫な科目です。


マンション管理士とは、専門的知識をもって、管理組合の運営、建物構造上の技術的問題等マンションの管理に関して、管理組合の管理者等又はマンションの区分所有者等の相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業務とします。

2.想定されるマンション管理士試験の内容
(1) マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
建物の区分所有等に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法、マンションの建替えの円滑化等に関する法律、民法(取引、契約等マンション管理に関するもの)、不動産登記法、マンション標準管理規約、マンション標準管理委託契約書、マンションの管理に関するその他の法律(建築基準法、都市計画法、消防法、住宅の品質確保の促進等に関する法律等) 等

(2) 管理組合の運営の円滑化に関すること
管理組合の組織と運営(集会の運営等)、管理組合の業務と役割(役員、理事会の役割等)、管理組合の苦情対応と対策、管理組合の訴訟と判例、管理組合の会計 等

(3)マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
マンションの構造・設備、長期修繕計画、建物・設備の診断、大規模修繕 等

(4)マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針 等


3.おすすめの参考書
おすすめの参考書はこちらです。



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