マーキング方式にはキーワードとキーセンテンスの2種類ある!

キーワード方式かキーセンテンス方式か
マーキング?聞き慣れない言葉だ、と思う人もいるでしょう。簡単にいえば、下線や傍線を引き、ある箇所を際立たせる(マークする)ことです。昔から誰でもやっている、よく知られた勉強術の一つです。でも、これには意外に重要なコツが秘められているのです。

マーキングには2つの役割があります。1つは、ひと目でそこが重要な箇所であることを際立たせるという役割。重要箇所の表示機能です。逆にいえばマークしていないところは重要箇所ではない、ということです。

重要箇所とそうでない箇所との振り分けができていれば、復習するときや問題演習で解説を見直すときにとても便利です。全文を読まなくても、マークがしてあればそこだけを読めばいいのですから。

もう1つの役割は決意表明の機能です。ある箇所を選んでマークするのは、「ここは何が何でも覚えるぞ」という強い意思を表現しているのです。脳内への知識の定着に大きな効果がある行為です。



マーキングの方式はおもに2つ
キーワード方式と、キーセンテンス方式の2種類です。キーワード方式は、重要な言葉、単語、熟語にマーカーを引くやり方。キーセンテンス方式は、重要な文章にマーカーを引くやり方です。

おすすめは、断然キーセンテンス方式です。なぜなら、テキストを読んで復習をする際(3回目の記銘学習)、キーセンテンス方式ならマークした箇所をそのまま読めばいいからです。

ところが、キーワード方式だと、どうでしょう。マークしてあるところを復習しても、書いてある内容を思い起こせないことが珍しくありません。

マークをするときは、説明を読んだばかりですから、この語句さえ際立たせておけば、その付随事項は思い出せるだろう、と考えます。

しかし、残念ながら人間は忘れる動物。復習するころには「エッ、これなんだっけ?」となるのがふつうです。その結果、もう一度全文を読み返すことになります。

これでは、マークをほどこした意味がありません。その点、キーセンテンス方式ならマークした部分が文章になっています。そこだけで記憶の復習ができます。

マークする量は全体の30%が目安になる
全ページのほとんどがマークだらけ、というテキストを拝見することが少なくありません。そこまでではなくても、かなりマーク箇所の多いテキストにはしばしばお目にかかります。では、どのくらいが適量といえるのでしょうか。

経験からいえば、基本テキストの場合、全体の3分の1強、つまり30%程度が適量といえます。

テキストなどの記述は、核心的な知識を中心にして、その周りに、読む人が日常の生活で体験できるような事例や、説明の仕方の角度を変えた記述をつけ加えています。

この中の核心的な知識が本当に必要な重要ポイントで、その割合は30%になっています。マーキングするべきなのは、この部分だけでいいのです。

ページのほとんどにマーキングする人は、「決意表明」の意欲は感動的なほど純粋です。ただし、もう一方の「重要箇所の表示機能」、つまり覚える箇所のピックアップという面では、張り切りすぎなのです。過ぎたるは及ばざるにならないようにしましょう。
この記事を見た人は、一緒にこんな記事も読んでいます!


メニュー表示