初級システムアドミニストレーター

コンピュータ利用者としての能力を問う人気国家資格
情報処理分野では数少ない国家資格です。特に利用者が主体となって情報技術を利用し、一般の職場などで実際にパソコンを活用した仕事の効率化、問題解決を図るエンドユーザーコンピューティング(EUC)の推進を行う資格です。

有資格者には知識・技術に対する高い評価・信頼が与えられます。また、ほとんどの業種で、現代社会ではパソコンを用いて仕事を行っているので、ニーズは十分あります。

そのため、この資格の有資格者はどこの企業、どこの業界に行っても大丈夫です。学生が就職の準備として取得するケースも多く、一般事務職を狙う人にとっては特に強い味方になるでしょう。

ただ、システムアドミニストレータを独立の職務として置いている企業はほとんどありません。むしろ、この資格はコンピュータに対して一定の理解があることをアピールできるものだと理解した方がいいでしょう。

受験者数も急増中で、マンモス資格になっています。その割には、合格率が30%以上と、自分の勉強した成果が素直に反映されやすい試験です。これが人気を呼ぶ要因の一つといえます。

情報処理技術者試験はシステムの開発にあたる「エンジニア」を対象としたものとなっていますが、システムアドミニストレータ(通称「シスアド」)は、「コンピュータユーザー」、つまりコンピュータ利用者向けの試験です。

試験の水準としては、高等学校卒業程度の一般知識、1年程度以上の情報システムの利用・活用に関する実務経験、EUC環境とツールの利用方法に関する技術を有する者が想定されています。

利用者向け試験であるため、情報処理システムに関する基本的な知識を問う問題や表計算ソフトやワープロソフトなどの使い方に関する問題が中心となっています。

試験は午前の部と午後の部の2つのパートからなり、それぞれの試験時間は2 時間30分となっています。ます、午前の部では、パソコンを利用していく上での基礎的な知識として、「業務上どのようにパソコンを利用すれば仕事の効率化が図れるか」等がマークシート形式の択一問題(4 択)で問われます。午後の部で問われるのは、「データベース」や「表計算」です。

90日で合格するための学習
試験勉強は、基礎的なテキストで学習をし、それと同時に過去に出題された問題を、間違えなくなるまで繰り返し解くのがポイントです。

特に、午前の試験では出題範囲の全分野の問題がおおよそ出尽くされた感があり、今後は過去に出題された問題が少し形を変えて繰り返し出題されていくものと思われます。

パソコンを持っているには越しませんが、直接パソコン画面を見たり、パソコンを操作しか経験がなければ正解できない問題はほとんど出題されないので、持っていなくても、机上の勉強だけで十分に合格は可能です。

逆にパソコンを普段から活用している人は、初級シスアド試験の5割以上の問題について、比較的容易に解けるかと思われます。

また勉強量に比例して、ボーダーラインと予想されている7割台の近くまでは、自然に点数が上がっていきます。

しかし、そこからさらに頭一つ抜けて合格ラインを越えるか否かが合否の分かれ道となります。勉強方法によって合格ラインを越える特別な工夫が必要です。

また、この試験ではビジネス実務とパソコンの利用について、その他パソコンライフに関する一般常識を問うような問題も見受けられます。ですから、実際にパソコンをさわった経験がないという人にとっても、得意な分野が持てる資格なのです。

初級シスアド試験の合格のためには、とにかく豊富な問題演習が必要です。特に、過去問の征服が不可欠といえます。とにかく、テキストを一通り読んだらすぐに問題演習をしてください。

パソコンの素人でない限りは、問題を解いて分からない箇所をテキストで調べるといった勉強法の方がかえって効率のよい学習になります。

午前の問題については、1問たりとも間違えなくなるまで繰り返し練習するようにしてください。

極端な話、答えを暗記してしまうつもりでもいいと思います。これにより、最低でも80%以上を得点できます。

午後の試験については、試験直前1ヶ月になってからポイントを押さえるような学習をするようにします。表計算の「絶対参照」の仕組みや、データベースの基本的な構造が理解できるようになればOKです。これも過去問を中心に勉強します。
この記事を見た人は、一緒にこんな記事も読んでいます!


メニュー表示