何割できれば合格かを知ることが大切

試験は、満点を取ろうとすると非常に難しいものである。その分野の第一人者でも制限時間内で、満点はなかなか取れないものである。何かの試験に挑戦しようと考えると、意気込んですべての知識を身につけて武装しようと考えがちだ。しかし試験というものは、決してすべての知識を身につけたうえで、満点を取れとは要求していない。

たとえば、試験科目が6科目あったとしよう。1科目だけ完壁に押さえても、他の5科目が零点では話にならないのである。
敵を知るというのはこの部分であり、各科目にわたって平均どのくらいの点を取れば合格できるかを知ることが成否を分けることになる。

国家試験レベルではだいたい何点くらいという目安があるし、大学受験などでも、推測ではあるものの、いちおうの合格ラインは目安がつく。

全科目で満点を取ろうとすることは意味がない。第一、そんなことは、一生かかっても不可能な場合さえある。また、一科目だけ満点を取り、他の科目はダメというのでも、合格には遠い。

低いところから積み上げていって、その結果合格ラインに到達すると、実際に合格できるわけで、この合格ラインの点数を頭に入れて、学ぶ計画を立てることが大事になろう。

そのことを考えずに、すべてをインプットしようとして時間ばかりいたずらに浪費するのは、ナンセンスだといわざるを得ない。試験は全科目の総合点で成否が分かれるので、自分でよく各科目の勉強の進行具合を確認しながら、合格ラインに達していない部分を集中的に底上げしていくようにすることだ。

以上のことを具体的に説明すると、たとえば、100点満点の98点を100点に上げるよりも、零点を30点に上げるほうが、その努力の量ははるかに少なくてすむということである。

要するに、98点を100点にするための、わずか2点を上げることは非常に難しい。すべての問題に100点を目指すとなると、「こんなところにも」というほど些細なことにも注意を払わなければならない。

本来なら捨ててもいい部分だが、そこにもこだわる。これでは疲れはててしまうし、何よりも時間のムダだ。過去の出題問題を参考にしながら、出題される可能性の低いものに関しては、思いきって捨ててしまうのも、試験術の極意なのである。
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