予備校と独学ってどっちがいいの?メリットを考えて合格を目指す勉強法

1.予備校のメリット・独学のメリット
少し話は変わりますが、予備校に通うのと独学のどちらがいいのかということについて私の考えを述べてみましょう。
まず、お金がないからという理由で独学を選択するのは間違いです。独学でも、本当に勉強量をこなそうとすれば相応のお金がかかりますし、本代を惜しんでいては合格への道は遠くなります。

それではどういった基準で独学か予備校かを選択すればよいのでしょうか。「予備校は時間がかかるが、合格の確率は高い」、「独学は含格の確率は下がるけれども、要する時間が短くてすむ」と考えています。ですから、もし試験にどうしても受かりたいと思うのであれば、予備校に通うほうが確実だと思います。

網羅的に学習できる、わからないことでもわかりやすく教えてくれる、勉強のペースをある程度つくってくれる、同じ目標に向かう仲間がいる、お金を払っているという強制力が働く、など予備校にはいろいろなメリットが考えられます。

一方で、リスクを回避するために不要かもしれない部分まで網羅的に学習することや、万人がわかるようにていねいに授業を行なっていることなどを考えると、合格に必要な勉強量をこなすのに時間がかかる、というデメリットがあります。

また、予備校の問題や模試などはむずかしくつくられる傾向があることや、作成者の色が出ることなども1つのデメリットと言えるのではないかと思います。

独学であれば、自分のペースで勉強ができる、自分が必要だと思う分野を重点的に勉強できる、自分のスケジュールで計画できることなどから、予備校に通うのに比べて短い時間で全範囲を終わらせ、合格ラインまで仕上げることも可能となります。

また、多様な問題をたくさんこなすことが、知識の習得や最終的な合格への近道だと考えています。独学では予備校にお金と時間をかけていない分、雑誌や参考書・問題集など様々なツールを用いて学習することや、多くの問題を解くことにお金と時間をかけられるメリットがあります。

ただし、わからないことは自分で考えなければならず、その他必要な情報は自分で調べなければならないことや、勉強のペースがなかなかつかみにくいなどのマイナス面もあげられます。

そこで両方のメリットを取り入れるには、予備校の通信課程で教材を入手し、自分のベースで勉強を行なうという方法が考えられます。それでも、不要な部分の学習や、わからないところは自分で考える必要があるなどの問題は残ってしまうかと思います。

予備校の授業を受けるにしても、DVDに録画されているものを2倍速にして見るほうが時間の短縮にもつながり効果的なのではないかと思います。生講義もいいかもしれませんが、DVDやWEBを利用して時間を短縮できるのであれば、活用する価値があるでしょう。


2.せっかく受験するなら早く合格したい!
皆さんが勉強を始めようと思った場合に、まず考えていただきたいことは、何か目標をもったのであれば、早くそれを達成するのに越したことはないということです。
そして、その考え方や方法は、誰かが教えてくれるものではなく、自分で考えて、調べて身につけていくしかないということです。

たとえば、資格取得をめざそうと思い立ち、予備校に行くとします。それではその予備校から与えられた教材をただ言われたようにこなしていればいいのかと言えば、決してそんなことはありません。もしそうであるならば、同じ予備校に行き、同じ内容をこなしているはずなのに、合格する人と合格できない人が生まれるはずはありません。

ここで考えなければならないことは、予備校に勉強させられるのではなく、どれだけ予備校を活用できるかということです。予備校の授業の選択肢は少ししかありませんが、人の多様性はその何千倍、何万倍もあります。

結局は予備校も参考書も合格するためのツールでしかありません。予備校に通ったとしても、与えられた教材や授業の中で、自分は何をしなければならないか、自分の得手不得手は何か、それに合わせて何をしなければならないか、そういつたことを自ら能動的に考えていく必要があります

そして、将来的には資格を仕事の実務において生かすということがありますが、まずは試験に合格することが最優先となります。そのためには、試験に合格するためにやらなければならないことだけをこなしていくことも大切になります。

私は、実際には実務に必要な知識だけれど、試験ではほとんど使われないことは、試験合格後に勉強すればいいと考えています。勉強にはそういった割り切りも必要になってくるでしょう。

勉強はやれば必ず成果が出ます。そういった面で、期待と努力を裏切りません。勉強することで自らの夢にどんどん近づき、そしてそれをかなえるチャンスを得ることができる。

勉強とはそんな素晴らしい可能性を秘めています。
昔に比べ今は時代が変わりました。どのような国家資格でも、それが弁護士でも会計士でも、正しいやり方で努力すれば何年やっても受からないという試験ではなくなってきたと言えるでしょう。


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