勉強の基本は読むこと!2つの速読方法をマスターしよう

「読み方」の上手な人間ほど、試験には強い
資格試験突破を目指す勉強の技術には、2つの種類があります。
1つは、勉強そのものに即したいろいろなテクニックであり、試験を正面から突破するための武器になるものです。

もう1つは、勉強そのものではありませんが、勉強の周辺にあって、意外に重要な働きをする技術です。
これまで重視されなかった後者の技術に、まずスポットを当てました。

本格的な勉強の技術は、何はともあれ、「読む」ことからはじまります
なぜでしょう。人間は、いろいろな実体験から知識を広め、深めていきます。「生きていくことは即勉強」「百聞は一見にしかず」などといわれるのも、そのためです。

しかし、限りある身の人間は、実体験を無限に広げることはできません。残念ながら人間ができるのは百見くらいで、とても千見、万見とはいきません。
となると、疑似体験である「読むこと」によって、その幅を広げていかざるを得ないのです。つまり、本を読むこと、それが勉強そのものになるのです。

私たちは、本を読み、そのことによって生きたこともない時代、生きたこともない場所についての知識を得ていきます。そして、その延長線上に、いろいろな法則や、概念を導き出していきます。
試験では、それらのことが出題されます。

資格試験も、大学入試も、会社での昇進・昇格試験も、みな同じです。
ですから、試験に勝とうと思えば、まずは「読むこと」の達人にならなければなりません。勉強の技術にもいろいろな分野がありますが、どの分野も「読むこと」の上に成り立っているのです。

「取捨選択型読書法」で速読する
速読の方法をいくつか紹介しておきましょう。といっても、特別な訓練を必要とする「速読術」の類ではありません。誰にでもできる、簡単な速読法です。

1つは「取捨選択型読書法」です。純文学や、本格的な学術書なら、本を1から10まで全部読むべきでしょう。でも、ビジネス書や学習参考書などの一般書は、そんな読み方をする必要はありません。

本を手に取ったらまず、「まえがき」と「あとがき」にさっと目を通します。それでその本の問題意識、情報内容、アプローチの仕方がおおまかにわかります。

その上で、今度は目次をながめます。目次を見ると、どの章でどんな内容が書かれているのかがわかります。すでに「まえがき」と「あとがき」で、著者がどんな方法でテーマに迫ろうとしているかを知っていますから、展開の仕方まで推測がつくのです。

後は、自分が必要としている部分のページを探して、そこだけを読んでおしまいです。これなら、時間を2倍も3倍も効率的に使えるでしょう。


「段落理解式読書法」で速読する
一般に、著者が言いたいことは、文章の書き出しと結びの部分に書かれていることが多いものです。そこで、その2箇所を読めば、言いたいことがわかるといわれます。

とはいえ、必ずしもそうとばかりは限りません。ここでいう「文章」を仮に数ページにわたる「項目」と仮定すると、その項目の書き出しと終わりに言いたいことが書かれているように見えても、実はその文は、なぜそうなるのかを論証した中間の部分に独自の視点があったりもします。そうなると、書き手の意図をくむことはできません。

そこでこれを「項目」よりも小さい「段落」ごとにやっていく方法です。まず第1段落の最初の1文を読みます。次に終わりの1文を読みます。さらに第2段落の最初の1文、そして終わりの1文というように読んでいきます。

これなら、「項目」のところで述べたような、中間部分をまったく飛ばしてしまう心配はありません。この作業の中で、気になるところが出てきたら、そこは全文を読めばいいのです。
この方法なら、1冊の本を通常の4分の1の時間で読むことができます。

実際に「結果につながる」速読法はあるのか効率的に勉強をしようとする人にとって、速読法ほど頼もしい方法はありません。

しかし「そう思って、派手に宣伝している速読法の通信講座を受けたのですが、いっこうに身につきませんでした」という人は少なくないようです。

では、現実に有効な速読の技術はないのでしょうか。答えは「活字を速く読めるようになる速読法は、間違いなくあります。しかし、それは地味な技術であって、派手な宣伝で生徒集めをしているような講座とは無縁なものです」となります。

速読の能力は、眼球を速く動かしたり、ページ捲りを速くしたからといって、身につくものではありません。これでは、内容の理解が追いつかないからです。

内容を理解したうえで、速く読む方法の第1は、「速く読もうという意識をあなた自身が持つこと」です。この意識改革がなければ、本を速く読むことは不可能です。第2には、キーワードを拾い出し、それらを連結することです。これによって、現実に速読することが可能になります。

速読法の古典は、ケネディも愛用者だったスキミング法
速読法といえば、やはりスキミング法を書かないわけにはいきません。これは、速読法の社会的地位が高いアメリカで、古典的な方法とされているものです。実際、平凡なようでいながら、役立ち度は大きい方法といっていいでしょう。

かのJ・F・ケネディ大統領が活用したことでも知られています。
どんな方法なのか。それを知るには、言葉の意味を知ると理解しやすいでしょう。

スキミングは、スキムskimという動詞にingがついた動名詞。スキムの意味は、「つばめなどが、水面をかすめてすれすれに飛んでいく」とか「スープやミルクの表面に浮いた皮膜をすくい取る」という意味です。

ここから転じて、「本をさっと拾い読みする」となりました。日本語でいえば、「すくい上げ読み」「拾い読み」「抜き読み」あたりが適当でしょう。

内容は、読むページのすべての行に、「つばめが水面すれすれ飛ぶように」さっと目を通しながら、おいしそうな「表面に浮いた皮膜」だけをいただいていく、というチャッカリな方法です。これなら、速く読めること請け合い。試してみてください。
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