性格が仕事に与える影響は大きいので人に勝てる勝負事を見つけること

1.どうあがいてもダメな人はこういう性格
非常に冷たいことをいうなら、この社会は、全員を幸せにするようにはできていません。必ず網の目からこぼれる人がいるのです。よく「やる気になればなんでもやれる」とか「死んだ気でやれば、必ずできる」といいますが、成功者だけが得意げにいえる、激励の言葉として受けとりましょう。

とはいえ、どうあがいてもダメな人は、結局、その人自身に、原因なり理由なりがあると思わなくてはなりません。

社会が悪いわけでもなく、会社が冷たいわけでもないのです。いや、社会も会社も悪いのですが、そう思ってしまうと、自暴自棄になったり、ときには唯我独尊で「自分には欠点なんかない」と居直ってしまうかもしれません。

ではあがいてもダメな人は、どういうタイプでしょうか?
・自己主張が強すぎることに気がつかない
・基礎学力が劣っていることに気がつかない
・怠け者であることに気がつかない
・常識に欠けていることに気がつかない
・自分が好かれていないことに気がつかない

この5つの「気がつかない人種」です。

かりに面接のとき、こんな学生がやってきたら、ものの1分で落ちてしまうでしょう。
どんなに『面接の達人』を熟読してても、基礎学力が不足していたり、常識がなければ、どうにもなりません。

それでもコネで入社できたとしても、自己主張が強すぎる上に、怠け者だったら、周りから嫌われて、やめざるを得なくなるのです。ダメな人は、どこかでダメになるようにできている、と思ったほうがいいかもしれません。

さらにこの上、
・気がきかない
・融通がきかない
・人のいうことをきかない
・口をきかない
・目がきかない

というタイプだったら最低、最悪です。

念のためにいうと、「口をきかない」というのは「無口」という意味ではありません。
無口は、ときにプラスに働きますが、ここでいう「口をきかない」とは、間に立って紹介や世話をするということです。つまりは人のために働くという意味ですが、社会でこれをしない人は、他人も助けてくれません。

「目がきかない」とは、人間でも品物でも、本物と偽物の判断がつかないことで、これでは価値判断を誤ります。
これだけあげれば、社会が悪いのでも、上司が自分の価値を認めないのでもないことがわかるでしょう。まず、自己認識こそ、成功の第一歩なのです。


2.声が大きいか小さいかで、仕事は変わる
言葉だけでなく、声の大きさも重要です。声の出し方が苦痛であるか、非常にラクであるかは、実は大きな問題なのです。たとえば声の小さな人は、営業には向きません。
もともと声が大きい人は、話好きです。

もっとくわしくいえば、
・自分の考えを伝えたい
・テリトリーを広げたい
・声の重みで威圧したい

こういう傾向の持ち主です。この3つの特徴だけ見ても、仕事をなかなか任せてもらえない、女性的な職場は合わないのです。大きな企業や伝統の長い会社もそうですが、声が大きいだけで、いやがられます。

しかし新聞社やテレビ局をはじめとして、常に職場の中に声が飛び交っているような会社は、声の大きさは特徴となります。小さい声の男女は社内業務が似合っており、大きな声やよく透る声の持ち主は、社外業務に向いています。

適職さがしとなると、つい自分のそれまでの専門課程から考えがちですが、もともとその専門課程を学んだのが、間違っていることが多いのです。法律を学んだからといって、法律関係が合っているとはかぎりません。

声が小さい、あるいは会議で口を差しはさめない、という人は、ひとり働きは無理です。独立してやりたい、起業したいといっても、話下手では誰も手助けしてくれないでしょう。こういうタイプは、職場の片隅の小さな一人として人生を送るほうが安全です。

といっても、けっして悪い人生ではありません。大きな出世はしなくても、その会社になくてはならない人材になることはできるからです。

声の大小は、笑顔ともつながります。声の大きい人は笑いを声で出します。「アハハ」という声はその典型です。これに対し、声の小さい人は、笑いを顔で表わします。

つまり、声の大きい人は「大勢向き」であり、声の小さい人は「少数向き」であることがわかるでしょう。別の観点からいうと、声が小さい、笑いを顔で表わす人は、男女とも、結婚向きです。早く結婚したほうが、安定した人生を送れることでしょう。


1つだけ人に勝てる勝負事をつくろう
この世の中は、思いがけず、他人の引きが多いものです。もしあなたがいまの仕事に嫌気がさしていても、それを表に出さないことです。能力が不足していても、それを口にしないこと。

すると、人間はその人生で3回、運が巡ってくるといわれます。その3回はいずれも、他人の引きです。もちろん、いつその運が巡ってくるかはわかりませんが、他人からその運が舞い込むものであることを信じましょう。

このとき、人に勝る「なにか」をもっていれば最高です。しかし若いうちに、そんな優れたものをもてるはずはありません。そこで勝負事で強くなりましょう。
経営者は不思議なことに、本音のところは、新入社員の能力など、どうでもいいのです。

経営者が能力を重視するのは、人事関係や現場の役職者です。特に自分と同じ能力をもっている部下を非常に警戒し、ときには遠ざけられます。このことを、しっかり覚えてください。

ワンマンとして長期政権を握っている経営者は、必ずナンバー2を何人も切っています。その代わり、運の強い人間を、自分の周りに置くことが多いものです。この強運な部下は、いつかなにかのときに使い途があるからです。

意外だと思いませんか?それこそ車の運転手から秘書まで、運の強い男が選ばれるのです。
そこであなたも勝負事で、強運なところを吹聴しておくことです。ただし、競馬、宝くじで強運といった類いのものは不可。それは偶然にすぎないからです。また金の損得と直結してはいけません。

特に碁、将棋、マージャン、ポーカー、ゴルフ、剣道、柔道など、すべて頭脳を使った勝負事に強い人間は、必ず運が巡ってきます。なぜなら、これらは経営者層も楽しむものだからです。

社会の上層部の人々が楽しんでいる勝負事は、縁をつくる有力なツールといっていいでしょう。
水泳は勝負事といえませんが、これをマスターするのも、うまい方法です。政財界の人々は、ホテルやスポーツクラブの会員制プールに、ときどきやってきます。

能力がないだけでは、自分で自分を小さく評価してしまいます。ところが一つでも、人に勝る勝負事をマスターしておくと、人間的にも幅が広くなり、自信ができます。この自信が、あなたに幸運を招くのです。


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