普段の何気ない食事から自分の適職を見つける方法

1.人には必ず向き不向きがある
どんな人でも仕事に向き不向きがあります。一つの道の成功者がほかの道を歩いても成功するかといえば、その確率はごく少数です。同じスポーツ選手でも、マラソンの高橋尚子選手が、100mの短距離でオリンピックの金メダルをとることは不可能です。

ライブドアの堀江貴文社長が古い大企業に入っていたら、まだ課長にも届かなかったでしょう。
結果論になるかもしれませんが、人生を振り返って、ある程度満足できる人は、自分に向いた仕事、適職を早くに見つけた人、といえるでしょう。

極論すれば、社会に出て1年目に適職を発見できた人は、成功したも同然です。もちろんあとになってから、自分にぴったり合った職業につくこともできますが、最初にいっておきたいことは、自分の能力、資質をよく考えもしないで、「会社」に入社することだけは避けなければなりません。

あなたの周りや先輩にも、せっかく人もうらやむ花形企業に入社して、わずか1年でやめた、という人はいませんか?

この人たちの話を聞くと「自分のやりたい仕事ができなかった」とか「マスコミに流されている情報と、まったく実情は違っていた」など、原因や理由をさまざまにつけますが、それだけに「もっと選び方があったのでは?」と残念でなりません。

そこで社会に出る前に、自分はなにに向いているのかを、じっくり考えるべきです。
つまり憧れが先に立っているため、自分がマスコミに向いているかどうかを考えずに、志望してしまうのです。ほとんどの人は合格になりませんが、たまたま入社したとしても、本質的に向いていないため、苦痛が先に立って、結局は人生を棒にふってしまうことになりがちです。


2.食事の仕方だけでも適職はわかる
朝型か夜型かで、仕事の向き不向きを考える人は多いことでしょう。しかし食事の仕方で適職がわかる、というのは意外ではありませんか?
それはなにも、マナーをいっているのではありません。

・毎日、なにを食べようか迷っている
・ラーメン、焼肉、スイーツなどに凝っている
・いつも行きつけの店で食べることが多い
・箸を使うか、ナイフ、フォークを使うか
・うまい、まずいと自分の意見をハッキリというか


たとえば、この5項目を考えてみましょう。直接、適職まで辿りつけなくとも、およその性格がわかってきます。それも隠れた性格が浮かび上がるため、職業選択だけでなく、成功の度合いも、ある程度わかってくるのです。

まず食べるものに迷うタイプは、出世の見込みはほとんどない、と思ったほうがいいでしょう。特に若い男で食事に迷うようではどの職業についても、それほど大差はありません。

それこそ証券会社に入ったら最悪です。ラーメンか牛丼かを選べない男が、自信をもって、株を選べるわけがないからです。決断を必要とする職種は絶対不向きです。

食べものに凝る人は、ファッション、芸術関係に向いています。「凝る」というからには、自分の中に「定見」があるからです。デザイナー、建築家その他、自分のテイストを存分に出せる職業は向いていますが、常に大勢で討議して、多数決をとるような企業は、この人にとって退屈そのものになりそうです。

行きつけの店をつくる人は、安定した企業向きです。間違っても、ベンチャー企業を受けてはなりませんし、次々と新分野を開拓するような企業も不向きです。

一番いいのは、最初の部に配属されたら、そのまま課長、部長に昇進できるような企業です。つまり、その職場の主になれることが幸せへの道です。

箸を使うかナイフ・フォークを使うかは、日本系企業と欧米系企業のどちらかに向いているかを、判断できる大きな材料となります。

日本人は箸、筆、算盤、刀と、長い間、右手の文化を育んできました。それに対し欧米人はナイフとフォーク、銃、ゴルフ、タイプライター、コンピューターと、両手の文化で発展してきたのです。

この片手か両手かを、自分に当てはめてみてもいいでしょう。女性は裁縫、料理を含めて両手を使ってきただけに、日本の男よりはるかに柔軟で、欧米人ともつき合えます。箸を使う若い男ほど、柔軟性がないので、欧米系は絶対にソンです。

最後にうまい、まずいの意見をいう人は、比較的自由にものをいえる若い企業に行くべきです。社員の平均年齢が45歳以上の会社には、絶対行ってはいけません。必ず転職したくなることを保証します。

というのも、まだ若いうちに「うまい、まずい」と味を決めてしまうと、年齢の上の人たちから笑われるか、小バカにされるかのどちらかです。それはもっともであり、味の奥行きは無限です。しかし、本来、味は年齢に関係なく、自由に表現してもいいもので、それを許さない職場環境は、けっして居心地のいいものではありません。

一流企業であっても、平均年齢の高い会社を選べば、必ず居心地が悪くなります。それは当然ではありませんか?


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