1.知的財産管理技能検定は著作権や特許のスペシャリストと認められる資格
知的財産管理技能士(ちてきざいさんかんりぎのうし)は、技能検定制度の一種で、国家資格である。略称は知財技能士。
職業能力開発促進法第47条第1項により厚生労働大臣が指定する指定試験機関(一般社団法人知的財産教育協会)が実施する知的財産管理に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。2008年に技能士に新たに追加された職種である。
2.
1級(コンテンツ専門業務)
知的財産分野のうち、特にコンテンツに関する専門的な能力がある。
具体的には、ビジネスを行うコンテンツプロデューサーやライツ担当者、契約法務担当者等、事業サイドと契約法務サイドの両方のスキルを持つ「コンテンツビジネス専門人材」として、企業等において、リスクマネジメント、契約、エンフォースメント、資金調達、価値評価、関係法規、コンテンツに関する業務(コンテンツ開発戦略・創造支援・保護・関係法規等)について深い専門的知識を有し、業務上の課題の発見と解決を主導することができる技能があると認められます。
1級(ブランド専門業務)
知的財産分野のうち、特にブランドに関する専門的な能力がある。
具体的には、企業等におけるブランド・マネージャー、商標・意匠グループ責任者、広報・宣伝部門責任者、マーケティング・マネージャー、経営企画担当者等
「ブランドマネジメント専門人材」として、 国内外におけるブランドに関する権利取得手続や ライセンス・模倣品対策等について深い専門的知識を有し、
業務上の課題の発見と解決を主導することができる技能があると認められます。
2級
知的財産分野全般(特許、商標、著作権等)について、基本的な管理能力がある。
具体的には、企業・団体等において知的財産に関する戦略、法務、リスクマネジメント、調査、ブランド保護、技術保護、コンテンツ保護、デザイン保護、契約、エンフォースメント(権利行使)に関する幅広い基本的知識を有し、業務上の課題を発見し、一部は自律的に解決できる技能があると認められます。
3級
知的財産分野について、初歩的な管理能力がある。
具体的には、企業・団体(学校・官公庁等)において知的財産分野の特にブランド保護、技術保護、コンテンツ保護、デザイン保護、契約、エンフォースメント(権利行使)に関する初歩的知識を有し、それに関する課題を発見することができ、一定条件下ではその課題の解決までできる技能があると認められます。
おすすめの参考書はこちらです。
この記事を見た人は、一緒にこんな記事も読んでいます!