試験合格の目標達成するために自分にできることを考えた

1.小さな成功体験を積み重ねる方法
高い目標を定める際にもう1つ意識すべきことがあります。それは、高い目標を達成する過程で、少し小さな目標も定めておくということです。たとえば「模試で総合1位を取る」という目標を立てた際には、何か「1つの科目で1位を取る」という目標を定めると効果的です。

というのも、総合1位はある科目で失敗してしまっては達成できなくなってしまいますが、個別科目で1位は科目の数だけチャンスがあります。
あるいは、試験に合格するという目標であれば、類似した試験を計画に組み込むということが考えられます。

つまり、高い目標を達成する過程で、その目標に比べると少し容易な目標を途中に定めておくことで、小さな目標を達成した成果が自信につながり、最終的な目標についても達成できると感じることができます。

また、何らかの成果を出すことができれば、結果として本当の目標は達成できなかった場合でも、努力を形として残すことができます。「無理だ」とあきらめてしまう原因は、気持ちの問題が大きいと思いますので、小さな成功体験を積み重ねることで、「できる感」を養っていただければと思います。

このとき、ポジティブに考えることも必要です。試験勉強については気持ちのもち方が成果を大きく左右します。できると思って勉強すると吸収度合いが高いものですが、気持ちが乗っていないときは、いくら勉強しても効果は上がりません。

そのため、常にプラスに考えることにしていました。「半年しかない」ではなく「まだ半年もある」、「試験科目が多くて大変だ」ではなく「試験科目が多いから苦手があってもカバーできる」、「なかなか点数が上がらない」ではなく「今は停滞期で、この壁を打ち破れば成績が一気に上がる、もっと努力しないと」といった具合です。



2.自分を律せないようでは合格できない!
合格のために必要な「自分を律する」ことについて述べてみたいと思います。
それは、何が高い目標を立てたのであれば、それを何よりも優先させることです。1週間の予定を立てる際も、まずは目標に関する予定を先に埋め、余った時間に他の予定を入れるなど、とにかく勉強時間を最優先させなければいけません。

仕事をしていれば残業もあるかもしれません。仲間とのつき合いもあるでしょう。しかし、そうしたことに気を取られていては、勉強時間の確保はできません。自分の中で何が一番優先順位が高いかを考えて、それを実行する意志をもたなければなりません。
飲んだりするのが好きな人も多いと思いますが、受験勉強中はそのような時間を極力減らして勉強に当てましょう。

タイムリミットが決まっている試験の勉強は今しかできません。これは人生の中の時間配分の問題です。まさに今やらなければならないことに時間を使う、そしてそのような判断を下し、実際に行動に移す。これができれば合格に大きく近づけると思います。試験に合格するには、自分を律する力が大きく影響することがわかると思います。


3.自分のスランプの状態にレベルをつけよう
やる気を自家発電するには
自分の普段の勉強の達成度に全然満足していない。いつも、「もう少しできるはずだ」との思いが強く、最近よく勉強に疲れを感じ始めている。
受験生にとって、飽くなき向上心は必要です。飽くなき向上心は、受験生のやる気を自家発電するためにも一定の効果を発揮します。

しかし、そのこと以上に大切なことがあると考えています。
それは、自分で自分を褒める才能を伸ばすことです。
ここで大切なことは、自分で自分を褒めることは「才能」だということです。

つまり、資格を取得するうえでも、さらに合格後に資格を有効に活用していくうえでも、どうしても必要な才能なのです。自分に厳しい受験生は一見すると受験に強そうですが意外にもろく崩れてしまうことが多いというのが特徴としてあります。
人間は機械ではありませんから、目標を設定し完璧な計画を立てたら、それで実現できるというわけにはいきません。

人間が行動を起こすためには、「心のエネルギー」がどうしても必要になるのです。
そして、その「心のエネルギー」は自分で補充しなくてはいけないのですから、自分で自分のことを褒めてやる能力はどうしても必要です。

この自分で自分のことを褒めるというのは、決して自分に甘くなることではありません。自分の中での成長を客観的に見つめることができる能力です。
この能力は、常に意識して使っていると、誰でも向上できる才能です。

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