飲み会の参加は将来の役に立たないので資格勉強の時間を大事にしよう

1.飲み会の上手な切り上げ方
仕事外で親しくなっても実際の評価にはつながらない
多くの人は飲み会と勉強との兼ね合いで悩むこともあるでしょう。
結論からいうと、勉強中はやはり飲み会は減らしたほうが賢明です。

たとえば、社内的なつきあいでの「送別会」や「歓迎会」、「お疲れ会」といった飲み会はそれほど重視しなくてもよいのではないでしょうか。
冷静に振り返ってみてください。そうした飲み会に熱心に参加したところで、あなたの評価はよくなりましたか?

社内の飲み会に参加することで上司とよい関係ができ、参加しない人よりはかわいがられるかもしれません。でも、職場での居心地がよくなるだけで、昇進や昇給などの実際の評価にはほとんど結びついていないのが現実でしょう。

現代は、「夜のつきあいに参加していれば、評価がよくなる」といった甘い時代ではないのです。「宴会部長」などといった存在は、もはや企業では認められなくなっているのです。

飲み会を断ってばかりいれば、場合によっては、「あいつはつきあいが悪い」といったことをいわれるかもしれません。しかし、みなさんにはほかにすることがあるのです。嫌味をいわれたところで気にしないことです。
その分、自分の勉強をしっかりとやって、実力をつけていったほうがよほど賢明なのです。


大事な情報は飲み会でなくても入ってくる
「社内のつきあいを断ると、社内の情報などが入ってこなくなるので不安」という人がいます。
しかし、そうした情報は、資格取得を目指している人にとくに必要ないのではないでしょうか。なぜなら、みなさんはいま、「社内で勝ち組になる」という路線とは違う方向を目指して勉強しているわけですから。それに、朝9時ごろから夕方6時ごろまでしっかり仕事をしていれば、それ以降の時間のつきあいに参加しなくても、大事な情報はそれなりに入ってくるはずです。

飲み会に参加しなければ情報が入らなくなるというのは、まったくの誤解、幻想です。いちいち不安に感じる必要はないと思います。
「どうしても誘われると断れない」という人の場合は、3回に1回くらいの割合で飲み会に参加するというのはどうでしょうか。

ただし、その1回も、参加は1次会まで。1次会はだいたい8時か9時くらいに終わりますから、そのまま帰ってさっさと寝て、翌日早めに起きて勉強するという具合です。2次会も3次会もつきあっていては、その日の勉強ばかりでなく、翌日の勉強にまで影響してしまいます。
1次会だけで帰りにくいという場合は、郊外に住んでいて「終電がなくなりますので」と帰る人のうしろにさりげなくついていくという手もあります。

いまや接待と仕事は結びつかなくなってきた
ただ、最近、つきあいと仕事とが結びつかなくなってきているようです。
会社自体がいま、ムダ金をそぎ落としていて、昔のように飲み会やゴルフなどの接待にお金をあまり使わなくなってきているのです。これは要するに、「つきあい」で仕事をとる時代は終わりを迎えつつあるということです。「実力」がモノをいう時代になってきているのです。

こうした意味でも、社内であれ社外であれ飲み会に参加するメリットはなくなってきていると思います。逆に「現在、資格取得に向けて勉強しているため、当分、飲み会には参加できないのです」と断わったほうが、「この人は勉強熱心だ」と評価してもらえるかもしれません。


試験期間中は、「本当の友だち」に気づく絶好のチャンス
飲み会の中には、友だちに誘われるものもあります。本気で資格をとろうと思うのなら、こうした会も3回に1回程度の参加にとどめたほうがいいでしょう。何もかも以前通りにつづけていたら、合格への切符はなかなか手に入りません。難関試験を突破するには、多少の犠牲は必要なのです。

もちろん、飲み会の誘いを断わってばかりいれば、次第に誘われることも少なくなり、友だちも減っていくかもしれません。こうした状況は短期的に見れば、とてもつらいことです。
でも、長い目で見ればこれはあなたの人生にとってプラスなのではないでしようか。

なぜなら、あなたにとって本当に大切な友だちが明確になっていくからです。本当の友だちであれば、勉強に忙しいあなたを見て離れていったりはしないでしょう。
「試験勉強のせいで友だちが減ってしまった」と考えるのではなく、「試験勉強のおかげで、本当の友だちが見つかった」と発想を変えてみてはいかがでしょうか。

飲み会は3回に1回程度参加し、1次会で失礼しよう。


2.「つきあい残業」はあなたのキャリアに本当に必要?
いま大事なのは「会社の人間関係」より「時間の確保」
日本人の場合、まわりの人が残業していると、「自分だけ早く帰るのは気がひける」と、とくに急ぎの仕事があるわけでもないのにつきあいで残業をしてしまうことがあります。
これは結局、自分の能力に自信がないからです。

自信があれば、万が一、残業をしないで先に帰ったがために上司から「私より早く帰るとは何事だ」といわれたとしても、きちんといい返せるはずです。
自信がないから、「自分には人に誇れるだけの実力がないから、人間関係だけでもよくしておかなくては…」と、上司などまわりの人の目を必要以上に気にしてしまうのです。

では、みなさんが資格取得を目指しているのは、なぜですか? 自分の仕事にもっと自信を持ちたいからではありませんか?
ならば、まわりとの人間関係を気にして残業につきあうよりも、勉強時間の確保を優先すべきです。それができなければ、いつまでたっても資格がとれず、自分の仕事に自信が持てないままです。

ただし、勉強時間を確保するために仕事の手を抜いてはいけません。仕事は一生懸命にやります。そうすれば、「やることはやっているのだから、まわりに合わせて残業する必要はない」と自分自身でも割り切ることができるはずです。

それに、それくらい割り切れていないと勉強時間の確保もままならず、合格が遠のいてしまいます。


就業時間内は全力投球で仕事をこなし、「それ以外は自分の時間」と割り切ろう。

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