1.面接で良い印象を与える表情やメイク・服装のコーディネートまとめ
表情
●普段メガネをかけている人でも、人によってはコンタクトレンズヘ切り替えることで印象がよくなることもある。友人や先輩の意見を聞いてみるとよい。
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女性で活発なイメージを出したい人は、これまでとは違ったメイクへ変えてみる。
●スポーツをしていて色が黒い女性の場合、あえて色白にする必要はない。色黒であることを利用して健康的なイメージをアピールするとよい。
●肌荒れやニキビが気になる人は皮膚科や美容外科などで一度診察を受けるとよい。
●男性の場合は、表情に凛々しさや元気のよさが出るように、女性の場合は、健康的な明るさや上品さが出るように心がける。歯の色が黄ばんでいたり、歯並びが気になる人は、
面接を受ける前に、一度歯科医院へ行って相談を受ける。
●男性でも、眉のムダ毛をきれいにカットすると印象がよくなる。印象のよい目元をつくるために、目を大きく開き、常に相手の目線へ合わせることを心がける。口元は、両端(口角)を上げるようにするとよい。
●大きく笑うときは、口を開けて歯が見えるくらいの方がよい。また微笑むときは、口を少しすぼめて目尻を下げる。いつも同じ笑顔にするのではなく、表情を変えながら喜怒哀楽の感情を全身で表す。額に手をあてて苦笑いをしたり、恥ずかしそうに照れ笑いをすると笑顔の表情が豊かになる。
●ときどき大きくうなずいて相槌をうつたり、あごに手をあてながら考えるしぐさを見せる。
●相手の話したことが印象的だった際は、驚いたり、感激した表情をつくる。
●真面目な話をする際は、相手の目を凝視し、少し前かがみになって真剣な目つきで話す。早口にならないように留意して、常に落ち着いた雰囲気で話す。
姿勢
●起立の際、肩を下ろして後ろへ引き、お尻を引いて背筋を伸ばす。足で地面をつかむようにして少し後ろへ重心を置くと、起立姿勢がきれいになる。
●挨拶などをする際は、まず両足をきちんと揃えて立ち、両方のかかとをつけ、つま先を約60度に開くようにする。特にO脚の人は、膝の間に隙間ができやすいが、かかとを基点にして、つま先を開いて立つと、膝の隙間は目立たなくなる。
●起立姿勢時の手は、男性の場合は指先をのばし、脇の下をしめる。
女性の場合はひじを曲げおなかの前で手を組むとよい。女性は、ひじを曲げた方がより上品な印象を与えられる。
●おじぎをする際は、挨拶の言葉をすべて言い終えてから頭を下げるようにする。また、おじぎの角度は30度くらいにし、あまり深く頭を下げすぎない。
●歩く際は背筋に注意し、腰から足を前に出すようにする。着席の際は、背筋をのばして肩を後ろへ引く。また肩の力を抜き、手は膝の上へ置く。イスの背もたれと背中の間にこぶしが1つ入るくらいの間隔をあけて深く腰掛けるようにする着席の際には足を組んだりせず、男性であっても両足をあまり開かないよう注意する。
●女性の場合、両足を揃えてななめにして座る人がいるが、その必要はない。
●女性の場合、スカートの前の隙間を手で隠したり、ハンカチを置いて座らない。気にしすぎているとかえって印象がよくない。
●男性の場合、両手を軽く握りながら膝の上に置いて座ると前向きな雰囲気が出る。
●話をする際は、すこし前かがみ座り、アイゾーン(相手の目元からネクタイのあたりまで)に目線を定める。
●他の学生が話をしているときは少し顔を傾けながらうなずいたりすると、印象がよくなる。
●色は黒かチャコールグレーが望ましい。濃い目の色だとより表情や顔色が明るく見える。また業界を問わず、奇抜な色柄は避けたほうがよい。オールシーズンタイプを2着用意して交互に着用する。
●ブラウスとの相性を考えながら、2つボタンか3つボタンかを選ぶとよい。1つボタンはキャリアのイメージが強いため、就職活動には向いていない。またボタンは全て留めて着用する。サイズは肩で合わせて判断する。ボタンを留めた際、肩の縫い目が広がらないサイズを選ぶ。
●ポケットにフラップがある場合は外へ出して着用する。また絶対に中には物を入れないようにする。
●保管の際は、専用スプレーでよくしわを取ってから、水分を吸収しやすい木製のハンガーにかける。
●クリーニングヘ出す際は、色落ちする可能性があるので、必ず上着とスカートまたはパンツを一緒に出す。
2.
スカート
●フレッシュな印象を与えることができるので、面接はパンツでなくスカートで受験するとよい。尚、会社説明会はスカートでもパンツでもどちらでも問題ない。スカートの裾幅が広すぎず、またスリットはあまり深くないタイプを選ぶとよい。
●スカート丈は、立った状態で膝から5センチくらいの長さにする。ある程度短いほうがフレッシュさをアピールしやすい。
●チャックの接合部があらわになると窮屈な印象を与えるので、ウエストサイズには余裕をもたせる。
●スカートのサイズはヒップで合わせる。着用した際に少しつまめる程度のゆとりを腰まわりにもたせるとよい。座って違和感がないかも必ずチェックする。
●タイトスカートはしわが寄りやすいので、保管の際はよく手入れをする。アイロンをかける場合は、あて布をしながら行う。
●クリーニングヘ出す場合は、上着と一緒に出す。
メイク
●化粧水や乳液などの基礎化粧品は個人の肌質によって乾燥しやすくなったり、ファンデーションがくずれやすいので、自分の肌に合うものを選ぶ。
乳液などで肌を整えた後に、化粧下地は顔の内側から外側へかけて薄く均―にのばす。
●ファンデーションにはリキッドタイプとパウダータイプがあるが、乾燥肌の人にはリキッドタイプが望ましい。また、肌質を問わず、リキッドタイプとパウダータイプの両方を使うと、透明感が出る。
●自分の肌に合った色を選ぶ。色黒の人が自色系のファンデーションを使うと、顔だけが浮いて見えてしまい、印象が悪くなる。
●パウダーファンデーションをつける際は髪の生え際に気をつける。生え際の少し内側までばかしながらつけるようにする。フェイスパウダーは肌に合う色を選ぶ。リキッドファンデーションをつけた後、パウダーをたっぷりと顔につけ、ブラシで粉をはらうようにして使う。
●ハイライトは眉間と鼻筋につけると顔の陰影をはっきりさせ、顔色を明るくさせる。肌の色によって使い方は異なるが、軽いパウダータイプのほうが扱いやすい。
●ハイライトはフェイスブラシに少しつけてから一度手の甲へ余分な粉を落として使う。眉間から鼻筋にかけてのせ、最後に目元と眉の下に少しだけ入れることで、顔に立体感が出てくる。特に、パール入りのタイプは立体感が出やすく自然な印象になりやすい。
●アイラインにはペンシルタイプやリキッドタイプ、ケークタイプとあるが、初心者はペンシルタイプが扱いやすい。また色はブラウン系が望ましい。黒を使うとかなりはっきりとした印象になりすぎてしまうので、新卒の就職活動にはあまり向いていない。
●アイラインは、まつ毛の隙間を埋める要領で入れていく。まず目尻から中央に向けて入れ、次に目頭から中央に向けて入れる。一重が気になる人は、目を開けたときにアイラインが見える程度まで太くひき、そのあとに綿棒を使いながらばかすようにするとよい。
バッグ
●ナイロン製のショルダーバッグでなるべく軽いものが望ましい。
何かと手荷物が増えることの多い就職活動では、ショルダーバッグがとくに利便性を発揮する。
●バッグの色は、靴の色に合わせることが身だしなみの基本であるため、黒が望ましい。
●大きさは、B4のフアイルを収納できるサイズが望ましい。小さいバッグでは、会社案内等の書類が入らないことも多い。
●バッグの外側や内側に、ポケットや仕切りがたくさんあるとよい。また、置いたときに立つぐらいの幅があると、何かの際にそのまま地面へ置くことができる。透明のファイルケースやリュックをバッグの代わりに使ってはいけない。透明ケースは会社案内等が外から見えてしまうため、企業によっては情報が漏れることに関して嫌がることもある。
●よく手入れをし、雨の日には防水スプレーをかける。型くずれしたバッグは印象を悪くする。
スーツ
●色は濃紺・グレー・黒のいずれかが望ましい。濃い目の色のほうが表情は引き立つ。また、柄は無地のものを選ぶとよい。
●オールシーズンタイプを2着用意して交互に着用する。
●業界を問わず2つボタンが現在の主流であるが、3つボタンであっても問題ない。一番下のボタンは外して着用する。
●ボタンを留め、しわやだぶつきが生じていないかを確認する。余裕があるようならば調整する。サイズは肩で合わせて判断する。
●サイズ表示は、A体が標準、Y体が細身、AB体が大きめ、BB体がビッグサイズを表す。ポケットにフラップがある場合は外へ出して着用する。また絶対に中には物を入れないようにする。
●保管の際は、専用スプレーでよくしわを取ってから、水分を吸収しやすい木製のハンガーにかける。
クリーニングヘ出す際は、色落ちする可能性があるので、必ず上着とパンツを一緒に出す。
パンツ
●折リロが消えたり傷みやすいので上着1着につきパンツは2着用意する(ツーバンツスーツ)。タックがあるパンツの場合、着用した際にタックが開かないサイズを選ぶ。ウエストがきつすぎるとタックは開きやすい。
●裾丈の基準は、靴を脱いだ状態で床につかない程度の長さとする。ウエストの位置をしっかり合わせてから採寸するとよい。裾はオーソドックスなシングルで仕上げる。
●素材の基本はウールだが、ポリエステルでもよい。ポリエステルは折り目を維持しやすく便利だが、夏はむれやすくなる。ポケットの中に携帯電話や財布を入れないようにする。
●保管の際は、折り目をきちんと揃えハンガーヘかける。プレッサーを使えば折り目を維持できる。折り目が消えてしまつたときや、汗ジミ・汚れが目立ってきたら、クリーニングを利用する。
ネクタイ
●色は緑や黄色などのライトカラーが望ましい。明るくてフレッシュな印象を与える。
●スーツが黒や紺のため、明るめのはっきりとした色でないと、胸元が地味になりやすい。
●柄は、ストライプやドット、無地チェックなどが望ましい。
●結び目は、1回巻きがプレーンノット、2回巻きがセミウィンザーノット、3回巻きがウインザーノットとなるが、2回巻きが基本となる。
●結んだ際の長さは、ベルトが隠れるくらいのところにする。ネクタイの中央にななめ線があるので、結ぶ際の目安にする。
●結び目は逆三角形に整え、くぼみ(ディンプル)をつけると、印象がよくなる。
●結び目の跡が残った場合は、保管の際に軽くアイロンをかける。
●同じネクタイを続けてつけない。5~6本はあったほうがよい。
バッグ
●革もしくはナイロン製で、あまり重くないタイプがよい。ナイロン製の場合は、取り外し可能なショルダータイプもある。最近ではナイロン製の方が軽い上に耐久性にも優れているので、就職活動用の主流となっている。バッグの色は、靴とベルトの色に合わせることが身だしなみの基本であるため、黒が望ましい。
●大きさは、B4のファイルを収納できるサイズが望ましい。小さいバッグでは、会社案内等の書類が入らないことも多い。バッグの外側や内側に、ポケットや仕切りがたくさんあるとよい。また、置いたときに立つぐらいの幅があると、何かの際にそのまま地面へ置くことができる。
●透明のファイルケースやリュックをバッグの代わりに使ってはいけない。透明ケースは会社案内等が外から見えてしまうため、企業によっては情報が漏れることに関して嫌がることもある。先輩からのおさがりや型くずれしたバッグは印象を悪くする。
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