診断報酬請求事務能力認定試験に合格して医療事務エキスパートになろう
1.診断報酬請求事務能力認定試験
増え続けるレセプトを手際よく作成する医療事務のエキスパート
わが国の
医療費は年々増え続け、すでに30兆円を超えています。それと並行してその請求、支払の基礎となるレセプトの件数も増え続けています。
このレセプトの作成を中心とする診療報酬請求事務は膨大な量となっていて、その業務を外部に委託する医療機関も増加しているのが現状です。そこで、
請求事務を迅速かつ正確に行える人材へのニーズが高まってきているのです。
直接的に医療の現場に関わる仕事ではありませんが、医療事務のエキスパートとして各地の病院その他の医療施設において優遇される資格です。
また、関連資格として、本資格の試験科目と共通部分の多い「医療事務技能審査」があります。こちらは経理・会計・コミュニケーションなど、さらに多岐にわたる分野の学習が必要になり、取得はなかなかに難しいですが、ここで学んだ知識を活かせれば、よりスムースに合格に到達できます。
療機関などにおいて診療カルテを基に、レセプ卜と呼ばれる診療報酬の明細書を作成する事務能力を認定する試験です。社会の高齢化に伴い医療費が増大するなかで、請求事務を迅速かつ正確に行えるかどうかという請求事務の能力を問うものです。
本資格では、レセプト作成能力はもちろん、医療の専門用語や法令、薬学の知識など、医療に関する幅広い知識が問われています。
受験者は
女性が圧倒的に多く、最近では主婦が在宅勤務でこの仕事に取り組むケースも増えてきています。資格取得者の就職率は抜群によく、合格後には自分のライフスタイルに合わせて、紹介センターなどに登録して勤務先を斡旋してもらったり、自宅近くの病院と個人的に契約を結んで働く人が増えています。
試験は歯科と医科に区分され、それぞれに学科試験と実技試験が課せられます。「医科」よりも「歯科」の方が需要が高く、また例年どおりである場合、合格率も高いのでこちらの方がお勧めです。
2.60日で合格するための学習
まずは、あまり普段見慣れない分野が出題されていますので、基礎知識のインプットから始めます。勉強を進めていく際に、頻出の専門用語の意味をおさえていってください。
特に学科試験で出題される内容に関しては、確実にマスターするようにします。また、さらにその後、実技試験で出題されるレセプトの書き方の基礎を覚えていきます。
次に、学科試験対策の問題演習を行います。ここで間違えた問題については、必ずその場でテキストに戻って確認をしておきましょう。
合格のためにはこの戻って確認する姿勢が重要です。また、これに続いて実技試験対策の演習を行います。試験では正確さはもちろん、解答に要する時間短縮が欠かせません。
点数表を調べる時間をできる限り短くできるよう、何度も練習してください。そして、実技試験は満点を取るつもりで臨んでください。
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